自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)が5日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。岸田氏は「宏池会の大きな塊を実現できるように先頭に立って汗をかく」と述べ、来年9月に予定される次期総裁選に向け、源流を同じくする麻生派(54人)と谷垣グループと合流する「大宏池会構想」の実現をめざす考えを表明した。

 パーティーには、麻生派事務総長の棚橋泰文衆院議員や、谷垣グループ代表世話人の遠藤利明衆院議員らが出席。岸田氏は、「宏池会、過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた。しかし、『分断から協調へ』の重要性を訴えている以上、宏池会こそが身をもってそれを実践していかなければならない」と訴えた。

 一方、2012年に派閥トップを岸田氏に譲った後も毎年パーティーに出席してきた同派名誉会長の古賀誠元幹事長は、この日のパーティーに出席しなかった。古賀氏は麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相と距離がある。岸田氏が麻生氏と接近すれば、古賀氏との関係にも影響を与える可能性がある。